事件から16年、今も続く苦闘
凄惨な遺品を前に心をえぐられながらも、敏さんたちご家族は真実を明らかにするため、法廷という次なる闘いへと身を投じます。
しかし、そこで遺族を待っていたのは、反省の色を全く見せない加害者側との、過酷な対峙でした。
(堤 敏さん)
「約11年間という長い未解決の期間を経て、2021年(令和3年)犯人逮捕。2023年(令和5年)神戸地方裁判所において刑事裁判、その後控訴・上告と、最終的に犯人の刑が確定したのは昨年、去年なんですよ」
「2025年(令和7年)の10月でした。犯人逮捕から5年が経っていました。刑事裁判は被害者参加制度を利用して、家族全員で参加しました。家族全員、意見陳述、被告人尋問、証人質問、裁判官、裁判員に向かって、思いを訴えました」
「刑事裁判では真実を語らず、責任を逃れようとする犯人と、その両親に立ち向かいました」
「民事裁判に移行しても、相変わらずその責任を認めようとはしていません。私たちの方を向いて、一言の謝罪もしていないんです。全く誠意のない一家と対峙してきました」
「民事裁判は今も続いているんです。事件から16年、今でも事件の中にいるんですよ。私の生活は今でも事件を中心に動いています」














