考える時間も与えられない緊迫感 慌ただしく走る医師の姿
混乱を極める現場に、ようやく到着した救急車。すぐさま始まった隊員たちの行動を見て、敏さんは事態の深刻さを突きつけられます。
(堤 敏さん)
「私の家内は、私が家を出たあと、歩いて交差点まで来たんですけども、倒れている息子と怒鳴って叫んでいる私を見た時点で、その時点で取り乱してしまって、周りを取り囲む大勢の人に『何があったのよ、何があったのよ』とすがって、つかみかかるように叫んでいました」
「そんな中、どれだけの時間が過ぎたのかも分かりません。でも、救急車が到着して、救急隊員の方が息子の状態を確認して、すぐに始まった人工呼吸と心臓マッサージ。それは素人の私が見てもすぐに分かる、これは応急処置や手当てではない、治療でもない、救命措置でした」
「救急隊員の方がドクターカーを要請してくれて、救急隊員の方の判断で、その場でドクターカーを待つのではなくて、現場の救急車に息子を乗せて、ドクターカーとは途中で合流しようと」
「それで病院に搬送しようということが決まって、私たちもその合流地点まで自分の車で行くことになりました」
「救急車とドクターカーが合流して、息子をドクターカーに乗せ変えるのではなくて、医師が救急車に乗り込んで、空いたドクターカーに私たちが乗るという形で病院に向かいました」
「合流するなり、医師が救急車とドクターカーの間を慌てて走る。考えるというような時間を与えない、医師の判断と行動は、私たちにも事態は急を要する、深刻なものであると感じさせました」














