日本で親しまれている弁当やおにぎり。冷めた状態で販売されているものを、温めずに食べる人も多いのではないでしょうか。

世界を見渡すと、主食とおかずを冷めた状態のまま、完成した料理として食べる文化は多くありません。多くの国では、料理は温かいうちに食べるものとされ、冷めたら温め直すか、温かいまま運ぶ工夫が発達してきました。

なぜ日本では「冷めてもおいしい」ことを前提にした食文化が育ったのでしょうか。米の性質、調理の工夫、保存の知恵という3つの面から見ていきます。