地震発生から4日目を迎え、被災地では生存率が大幅に下がるとされる「72時間」が刻一刻と迫っています。


▼八代市 住宅に取り残された90代男性が死亡

震度6強を観測した八代市では、重機を使って2階部分の屋根を持ち上げて、30人以上の隊員で救出作業を行っています。

地震後、2人が中に閉じ込められ、1人は自力で避難しましたが、90代の男性が取り残されたままになっていました。

突如、警報が鳴り響き、現場に緊張が走ります。その後、救助活動は再開され、隙間が広がったのか一斉に崩れた住宅の中に入っていく隊員たち。

このあと、90代の男性が発見されましたが、その後、病院で死亡が確認されたということです。


▼イオンモール熊本 12人救助うち7人死亡

地震から約1時間20分後に爆発があった嘉島町の「イオンモール熊本」。

午前8時半、複数の警察官と救急隊員がブルーシートを広げて集まっていました。

爆発の瞬間をとらえた新たな映像から事故当時の状況が明らかになってきました。

轟音とともに吹き飛ばされる建物。一瞬で破片が道路にまで到達し、走行中の車を直撃。電柱にも当たって激しく火花を散らします。粉塵があたりを覆う中、走って逃げる人の姿も。

30日、新たに公開された店内2階部分のドローン映像には、天井に穴が空き、商品が散乱している様子が。2階フロアの中心部が原形をとどめていないことからも爆発の激しさが見てとれます。

当初安否が分からなかった人は確認されましたが、7人が死亡し5人がケガをしました。捜索は今も続いています。


▼日本製紙八代工場で煙突倒壊 9人死亡・2人ケガ

一方、地震発生後わずか数秒で日本製紙八代工場の煙突が倒壊。

逃げる間もなかったのでしょうか、11人が閉じ込められました。

30日も救助活動が行われ、重機が入れない場所は手作業でがれきが取り除かれました。30日夕方までに、全員が発見されましたが9人が死亡、2人がケガをしています。


▼冷蔵庫の中は「異様なにおい」ライフラインは全てストップ

31日朝の八代市では、多くの住宅が崩れ、川の中に浸かってしまった家屋も。

被災した男性に家の中の様子を見せてもらいました。夏ゆえの困難に直面しているといいます。

(被災した人)「(冷蔵庫の中身は)腐っています。開けると異様なにおい。(片付けには)ひと月以上かかるんやないですかね。暑くて(部屋の中に)いると5分ももたない。さっきも、ちょっとクラっとしました」

ライフラインが全て止まっているため、食事はカセットコンロで作るカップラーメンなどに頼っているそうです。

(被災した人)「(今必要なものは)きれいな水とシャワーを浴びたい。まともに頭も(洗えていない)」

熊本県によりますと、今回の地震で31日までに35人の死亡が確認され、午前7時半の時点で9105人が避難しているということです。

※31日午後3時50分ごろの情報です。