香港で行われたフェンシング世界選手権、男子エペ個人戦で2大会連続の銅メダルを獲得した山田優(32、SAGAスポーツピラミッド)が30日帰国し、都内で取材に応じた。
今大会、個人戦の準決勝でイタリア選手に13-15の僅差で敗れたが、3位決定戦がないため2大会連続の表彰台となった。個人戦を振り返って「2年間連続で(メダルを)取れたのは1つ自信に繋がりましたし、ここで取れるということは五輪でも個人戦で十分にメダルを狙える位置にいるんだな。今年で終わらず来年も取り、五輪でも取って強い山田優を証明できたらなと思う」と語った。
しかし個人戦でのメダル獲得を喜ぶ半面、悔しさの残る大会でもあったと語った山田。「団体戦で初戦敗退という過去にない最悪な結果に終わってしまった。チームみんなで喜びたかった」と悔しい表情を滲ませた。2025年の世界選手権では優勝を果たしたが、2連覇を目指した今大会(2026年)は、英国に44ー45とあと一歩の所で競り負けた。試合後、宿泊ホテルに戻り1時間半ほどチームでミーティングを開いたという。反省もしつつ、今まで言わなかった本音などをそれぞれの選手たちが口に出し、今後のチーム向上のために大切な時間を過ごしたと話した。
9月開幕のアジア大会に出場予定の山田は「(アジア大会は)特別な想いを持っている大会。僕が引っ張っていかないといけない立場になってきている。前回大会は(団体戦で)金メダルを取ることができたので、しっかり3連覇を目指したい。今回の世界選手権で優勝したのがカザフスタンだったので、世界一がいるアジア大会で日本の強さを証明したい。さらに個人戦でもメダルが取れるよう一生懸命やっていきたい」とリベンジを誓った。
■山田優(やまだ まさる)
1994年6月14日生まれ32歳。三重県出身。種目はエペ。
2021年東京五輪 エペ団体金。2024年パリ五輪エペ団体銀。2025年世界選手権エペ団体で日本初の金メダル獲得。個人では自身初となる銅メダルを獲得した。

















