熊本に2つある活断層 その関連性は?

井上キャスター:
熊本県のあたりには、「布田川断層帯」と「日奈久断層帯」があり、10年前の2016年に起きた地震もこのあたりに被害が発生しました。

・2016年4月14日:M6.5 最大震度7
・2016年4月16日:M7.3 最大震度7
・2026年7月28日(午後4時27分ごろ):M7.1 最大震度7

TBSテレビ 福島隆史 解説委員:
28日、震度7を観測した地震は、「日奈久断層帯」と呼ばれる、全国でも有数の活断層のすぐそばで起きました。

10年前の2016年も震度7の地震が2回発生しましたが、最初の地震、つまり前震(2016年4月14日)が起きた場所も「日奈久断層帯」が関与したとみられています。

その2日後(2016年4月16日)に起きた本震も最大震度7を観測しましたが、この地震は、「布田川断層帯」が関与したとみられています。

今回、28日に発生した地震は「日奈久断層帯」の南側で起きたということになります。

2016年、大きな「日奈久断層帯」のごく北側の一部が活動しました。一方、南側は比較的静かだった。

地震研究者の間では、南側の地震活動が今後どうなるのかというのが、10年前から注目ポイントだった。

今回、その南側でマグニチュード7という規模の大きい地震が起きた。ここが非常に大きな注目点です。

2016年の地震と関連があるかは、29日の地震調査委員会で議論し、評価されると思います。

井上キャスター:
専門家からすると、今後連動していくのかどうか。

TBSテレビ 福島隆史 解説委員:
静けさを保っているところが不気味なんです。新しいデータによると、28日夜までは、震度7をもたらした地震活動は、主にこの(日奈久断層帯)北側で起きていたのですが、29日午後1時までの新しい気象庁が出したデータを見ると、この活動域が震度7の地震の南西方向に広がっている。これが特徴として挙げられているため、おそらくこれも地震研究者はものすごく注目していると思います。

活動域が広がっている、しかも心配していた南側に広がっているのが注目ポイントです。