■今回、建物の倒壊が目立ったことについての分析は?

<キャスター>
この富士川河口断層帯については、南海トラフ巨大地震と連動して地震を起こし得るとも指摘されています。そして今回の地震では建物の倒壊も目立ちました。この点についてはどう分析されますか?

<岩田客員教授>
揺れそのものは最大震度7と前回と大きく変わらないんですが、今回の地震の方が少しマグニチュードの規模が小さい。その分、建物の被害の程度は前回に比べると範囲が比較的狭まってきているのではないかということがあります。これはこれからもう少し詳しく調べていかないと分からないと思います。

<キャスター>
そうした中で、静岡県内の耐震化率を見てみます。2023年度の時点では92.8%、9割を超える世帯で耐震化が進んでいるという数字が示されています。この数字についてはどう考えますか?

<岩田客員教授>
一定程度耐震化が進んできたことは非常に望ましいんですけども、実はこの数字は昭和56年、1981年の耐震基準に合致しているか合致してないか、なんですね。実はその後、阪神淡路大震災が起きて震度7に対応するような基準に2000年に変わっている。だから逆に言うと2000年の基準に達しているかどうかという視点で見ると、まだまだ不足してるところが多いんじゃないかなと思いますね。