カツアゲ告発で揺れる福岡県議会です。きょう、渦中の副議長が議員辞職、一方で「告発した議員を名誉棄損で告訴する」としています。

福岡県議会 中尾正幸 副議長
「私に対する県民の信頼が大きく損なわれている以上、副議長の職、並びに県議会議員の職を辞する」

きょう、福岡県議会議員を辞職した中尾正幸副議長。

先週の会見での発言を辞職の理由として挙げました。

福岡県議会 中尾正幸 副議長
「音声データの発言では県民の誰一人、納得できなかったと思っています。もう少し理論武装してくればよかった」

この問題は福岡県議会の正副議長ポストをめぐって、中尾副議長ら自民党県議団の幹部に元議長の吉松源昭議員が総額2000万円を支払ったと主張しているものです。

そのやりとりとして公開された音声データには…

「あした松本会長が荷物を預かります。これ責任持って、それちゃんと立ち会いますから。ちょっとね、大金やけんね。管理しとかんと」

これに対し「改ざんの可能性」を主張した中尾副議長ですが、「科学的に証明された音声」だと追及されると主張を一変させました。

福岡県議会 中尾正幸 副議長(今月14日)
「私が言った言葉なんでしょうね。声紋も一致した会話もあるかもしれませんけど、お金は受け取っておりません。(Q.みなさん回答に納得感がない)いいです」

ただ、きょうの会見でも金銭のやりとりは改めて否定しました。

福岡県議会 中尾正幸 副議長
「正副議長ポストをお金で買うようなことは断じて許されない行為。今後設置される調査委員会による聞き取り調査に対して、事実に基づいて真摯に誠実に回答いたします」

中尾副議長の辞職について吉松議員は…

福岡県議会 吉松源昭 議員
「中尾副議長が1人責任を取って辞めれば済む話でもない。むしろこれを契機に、これを出発点として全容解明していくということが大事だと思う」

告発した吉松議員は金銭授受の疑惑について第三者委員会の設置を求めていますが、福岡県議会の蔵内議長は否定しています。

福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「日弁連がガイドラインを出されておられるようですが、我々がやろうとしていることの方がいいのではないか」

一方、福岡県の服部知事はきょう、高額な海外視察などの問題をめぐり日弁連の指針に基づいた「第三者委員会」を設置するほか、知事らの海外視察を1年間自粛する方針を示しました。

福岡県 服部誠太郎 知事
「県政の信頼を1日も早く回復させる、このことのためにスピードは大切」