「金融緩和を継続」で住宅ローンに影響は?

山本 恵里伽キャスター:
今回の金融緩和策、なぜ注目されていたのかといいますと、日銀が2022年12月、サプライズで長期金利の変動幅を0.25%程度から0.5%程度に引き上げたことから、第2弾があるのかどうかが焦点となっていました。ただ日銀は、金融緩和策を維持。金利も変わらずということです。

大和証券チーフエコノミストの末廣さんは「黒田総裁体制においては、大規模緩和が維持される可能性が高くなった」と分析しています。

黒田総裁の任期は4月8日までですが、「新総裁がひっくり返すリスクもあり、市場の警戒は続くだろう」と話していました。

小川彩佳キャスター:
この長期金利を参考に住宅ローンの金利も決まってくると思いますが、気になっている方も多いですよね。

山本キャスター:
現在の10年固定の住宅ローン金利をみてみると、日銀が2022年12月、事実上の利上げに踏み切ったことから、大手銀行では2023年1月からいずれも引き上げとなっています。この金利の今後について、末廣さんは「日銀が維持すると公表したのでしばらくは上がらないと予想される」と話していました。

小川キャスター:
中村さんの周りでも住宅ローンを気にする方は多いですか?

社会起業家 中村多伽さん:
年代的にも、結婚する方とかお子さまが生まれた方が多いので、そうなると、家を購入するというのもあると思うんですけど、そもそも都心部とかだと物件自体が高くて買えないので、それで金利が高くなるとより買いづらくなるかなと思いますね。