「友人」はさらに続ける。

違和感の正体と、現在の文法的な位置づけを整理します。

1. 違和感の正体:形容詞と「です」の組み合わせ

本来、日本語のルールでは「です」は名詞や形容動詞に付くものでした。

名詞  : 本です。
形容動詞: 綺麗です。
形容詞 : おいしい(です)。 ← ここがかつての論争の的
 
形容詞の丁寧形は、本来なら「おいしゅうございます」や、
過去形なら「おいしゅうございました」とするのが正統な文法でした。
形容詞の過去形「おいしかった」に直接「です」を付けるのは、
俗な言い方(誤用)とみなされていた時期が長くありました。

この続きをまとめると
昭和27年の国語審議会「これからの敬語」で

7 形容詞と「です」
と見出しがつけられ、

これまで久しく問題となっていた形容詞の結び方―
―たとえば,「大きいです」「小さいです」などは,
平明・簡素な形として認めてよい。

とお墨付きが出ていて、
現代では学校の教育現場でもニュースでも
標準的な丁寧語と扱われているとしている。

この内容は文化庁のHPで閲覧が可能で、
ことばについて、じつにさまざまな議論が展開されていたのだと感心する。