茂木外務大臣は、ロシアの外相とウクライナ侵攻以降、初めて言葉を交わしたことをめぐり、「対ロ制裁など日本の政策が変わることはない」と強調しました。

茂木外務大臣は21日、訪問先のフィリピンでロシアのラブロフ外相と挨拶を交わし、二国間関係や地域情勢について短時間話しました。日本とロシアの外相が接触したのは、2022年にロシアがウクライナを侵攻して以降、初めてです。

茂木大臣はきょうの会見で、「接点を持つこと自体は意義がある」と述べた一方、「それによって日本が方針を変えることはない」と強調しました。

茂木敏充 外務大臣
「G7をはじめとする国際社会として連携をしながら対ロ制裁を行うことを含めて、日本の対ロ政策に変わりはありません」

また、ロシアとは北方領土や漁業をめぐる問題など隣国だからこその課題があるとして、「今後も日本の立場に基づき、何が国益に資するかという観点から適切に対応していく」と話しました。

来月、ロシアへの学生の短期派遣事業が7年ぶりに再開されることについては、「日ロ関係が厳しい状況でも交流の機会を設けることは重要だ」と述べたうえで、現地での安全対策を徹底していく考えを示しました。