“覚えてない” ”わからない”被告

〈弁護人の被告人質問 つづき〉
――走って被害者に近づいてから、その後どうなった?
被告 女性が振り向き押し倒したと思うが、申し訳ないが覚えていない。振り向いたことは覚えているが、ぶつからないようにしようとは考えられなかったと思う。酔っていて判断力が鈍っていたと思うし、自分の性的欲求を満たす思いで止まらなかった
――被害者を押し倒そうと思って近づいた?
被告 そうではない。全速力で走って行ったので止まることができなかった
――ぶつかった被害者がどうなったか分かる?
被告 わからないけど、今思うと全速力で走ったので、けがする行為だと思う

――被害者の供述調書の中で”体の右側の方から路上に倒れた”とあるが、見たか?
被告 見てない
――次に被害者を見た時はどの時でしたか?
被告 仰向けに横たわっている時だったと思う
――その後どうした?
被告 覚えていないが、覆いかぶさるようにしたと
――どのように覆いかぶさった?
被告 その上から覆いかぶさるように上に乗ったことしか覚えていない
――どうしてそんな姿勢に?
被告 (3秒ほど沈黙の後)分からない

――被害者が倒れているのを見てどう思った?
被告 覚えていないけど、今思えばわいせつな行為が目的で覆いかぶさったと思っている
――その後どうしようとした?
被告 覚えていないんですけど、胸を触ろうとしたが抵抗されたので。
――被害者からはどう抵抗された?
被告 詳しくは覚えていなんですけど、上半身を押し倒すような感じだったと思う
――抵抗によって、被害者の胸を触ることはできなかったと?
被告 はい