井戸水から「第3のPFAS」 血液と泡消火剤にも…
アメリカの学術機関が示した、健康影響へのリスクが高いとされる目安は、血液1mlあたり20ngですが、この地区の住民から検出されたPFASのデータを確認すると、多い人では指標の117倍もの超高濃度のPFASが検出されていたのです。(13人のうち12人が基準越え)

さらに成分ごとに見てみると、PFASのひとつである「PFOS」、そして「PFHxS」と呼ばれる物質が、非常に多いことが今回わかりました。

他の成分より、体内に残りやすいとも言われるPFHxS。国際的には規制が強化されていますが、PFOSやPFOAとは異なり、日本では水質検査の対象になっていません。
そこで今回、原田教授は21地点の水を分析。その結果、すべての地点でPFHxSも相当量含まれることが判明しました。

PFOSやPFOAに加えて国の検査項目外の、いわば「第3のPFAS」が住民の血液だけでなく、井戸水からも検出されたのです。
PFHxSは、アメリカ軍基地で一般的に使用されてきた泡消火剤にも含まれているということが、海外の調査でわかっています。

泡消火剤、井戸水、そして住民の血液。複数の成分が共通しているにもかかわらず、いまだに汚染源の特定はされていません。
東広島市は、血液中から一連のPFASが検出されたことと、地域の水の関係について…

広島・東広島市
「因果関係は明らかではない」
ただ、原田教授は…

京都府立大学 原田浩二 教授
「それ(汚染された井戸水)を飲んだことによって、住民の体内に非常に高い濃度のPFASが蓄積して、今もそれが残っていると言える」
さらに、水だけにとどまらず土壌にも汚染は広がっていました。














