コロナ禍での飲食業界の取り組みについて、「九州パンケーキ」など飲食業を幅広く手掛ける一平ホールディングスの村岡浩司社長に川野武文アナウンサーが話を聞きました。
宮崎県内の飲食業をリードする経営者は、コロナ禍の3年間を経て、どんな戦略を描いているのでしょうか…

新型コロナの影響で3店舗を閉店 事業の大幅な見直しを余儀なくされる

宮崎市高岡町にある「MUKASA HUB(むかさ はぶ)」を訪ねたところ、一平ホールディングスの村岡浩司社長が中を案内してくれました。

(川野武文アナウンサー:以下、川野AN)
「こういったラボとかがあるんですね」
(一平ホールディングス 村岡浩司社長:以下、村岡社長)
「ここでメニュー開発したり、開発ルームをつくったりしている」


タリーズコーヒーをはじめ、飲食店を中心に様々な事業を手がける一平ホールディングスの社長、村岡浩司さん。
中でも、九州産の食材にこだわった「九州パンケーキミックス」は、高い評価を受け、海外展開にもつながりました。


しかし、3年にも及ぶコロナ禍は、村岡さんの事業にも大きな打撃を与えました。

(川野AN)
「駆け抜けた3年間だったと思うのですが、振り返っていかがですか」
(村岡社長)
「外出できないとなって、我々としてはなかなか見通しの立たないお店を閉めざるをえなくなったり、自分が人生をかけてやってきた飲食業が求められないと感じてしまうような瞬間があって、つらい時期がありました」


村岡さんは、新型コロナの影響で、採算の悪化した宮崎市内の3店舗を閉店。事業の大幅な見直しを余儀なくされました。

地域活性化の拠点にカフェをオープン

一方で、新たな展開も…

(川野AN)
「うわー、いい香りがしますね、パンがずらーっとありますね」

地域活性化の拠点として村岡さんが運営するMUKASA HUB。ここに、おととし、カフェをオープンさせました。

(村岡社長)
「コロナで3店舗ほどお店を閉めまして、そこの資材などを一旦ここに持ってきて、それをリユースして新しいカフェコーナーを作った」

(来場者)
「おいしくいただけて、皆さんの顔が明るく見えてきた。この食べ物によって」