熱中症を「AI」で未然に防ぐ

2025年6月に改正労働安全衛生規則が施行され職場の熱中症対策が義務化される中、AIで熱中症危険度をチェックしている企業もあります。
暑さが厳しい建設現場で活用されているのが、熱中症のリスクを判定するAIカメラ「カオカラ」です。
使い方は、端末のモニターに顔を映してボタンを押すだけ。
顔色や表情、その日の気温や湿度などをかけ合わせて分析し、熱中症のリスクをAIが4段階で判定します。
リスクが高いと判断された場合、上長に相談するなど適切な対応をとることができます。

「カオカラ」は教育現場でも導入されています。
2024年に導入した東京都市大学 等々力中学校・高等学校の飯田公彦教頭は、「(発症前に)事前に判定できることが一番大きな魅力」だと話します。
一見体調に問題はなさそうな生徒も、「カオカラ」にリスクを指摘されることにより、水分補給などの対策をとることができます。
導入以降、熱中症で搬送された生徒はいないそうです。
恵俊彰:
子どもたちがスポーツに熱中しすぎて、「本当は体調悪いけどやりたい」みたいなのも、これで気をつけられるようになったらいいかもしれませんね。
コメンテーター 中村仁美:
部活やってる時は周りとの兼ね合いで、「自分だけ離脱しちゃいけない」と思いがちなんですよ。こういうもので科学的に検知されれば外れやすいので、使ってほしいですね。
「カオカラ」は7月時点で、会社・学校など5500以上で活用されています。
ひなた在宅クリニック山王 田代和馬院長:
高齢者の方がご自宅で熱中症になってしまうケースが多いんですけど、皆さん「家の中だし大丈夫」「暑くない」「私は例年クーラーなんか使ったことない」と口を揃えておっしゃる。
でもこうしたデバイスで、患者さんに実際やってもらって注意が出ると、熱中症の危険が迫っていることが説明できますね。
恵俊彰:
こういったもので注意となった場合、どのように気をつければいいんですか?
田代和馬院長:
基本的には水分補給や、エアコンを使って室温を適切に管理するような工夫が大切です。
恵俊彰:
運動はしてもいいですか?
田代和馬院長:
自覚的に大丈夫だと思っていても、“気をつけよう”が出た時は、どれだけ気持ちが前のめりでもやはり気をつける。休み休みやろうとか、水分をこまめに取りながらやろうとか、そういうきっかけになると思いますね。
恵俊彰:
子どもたちもだけど、指導者も確認して気をつけないといけませんね。














