「呼びかけるのは簡単だが…」専門家も指摘“避難指示のタイミング”

一方、隣の群馬県・太田市は異なる対応をとりました。

午後4時55分、「レベル4土砂災害危険警報」が発表されると、避難指示を出すことを決定。

気象庁のデータなどをもとに対象を決め、約30分後の午後5時22分には、避難指示を出しています。

こうしたタイミングの違いについて、足利市長は…

足利市 早川尚秀 市長
「レベル3、レベル4が出た時点では道路冠水があちこちで起こっていて、そのタイミングで避難指示を出すと、結局は避難所へ向かう途中に危険が発生してしまう」

足利市では2019年、川の氾濫で避難所に向かう途中の女性が流され、亡くなっています。

専門家は判断の難しさを指摘します。

東京大学 関谷直也 教授
「高齢者等避難や早めの避難指示を出しておくべきだったというのは、一つの考え方かもしれない。早めに広めに呼びかけるというのは簡単だが、それをやっていると多くの人は避難をしなくなってしまう。本当に必要な人たちに呼びかけられなくなってしまう」