「高知にぞっこん」をテーマにした川柳のコンテストの結果が発表されました。高知県内外から、高知愛を感じる句が集まっています。
「アンパンマン 子育て助ける ヒーローさ」(“なっちゃん”さん)
「ナスがまま 土佐にぞっこん ユズれない」(“レオン”さん)
「呑まぬなら 私が呑もう そのお酒」(“あけび姫”さん)
「妻の手で 一本釣りに された僕」(“詠み人知らず”)
「高知暑っ よさこい熱っ かつお厚っ」(“よさこい美人の母”さん)
「和歌姉に あげたい酒宴 女優賞」(“ヨソノカツオ”さん)
「ちくきゅうは きゅうり一本 当たり前」(“カタヒコ”さん)
「なれそうだ 大富豪より 大酒豪」(“さごじょう”さん)

パネルに並んだ高知への愛が感じられる川柳の数々。川柳を通して地元を盛り上げようと、高知県と大手保険会社の第一生命が開催しているコンテスト「『高知家』川柳」です。入選作品32句が発表され、6句の作者がきょう表彰式に参加しました。4回目の開催となる今回のテーマは「高知にぞっこん」。全国から過去最高となる1217句の応募がありました。
大賞にあたる高知県知事賞と第一生命賞には、埼玉県の中野弘樹さん(ペンネーム“しんのすけ”さん)の一句「コロナブルー 仁淀ブルーで 心晴れ」と、岐阜県の三宅佑奈さん(ペンネーム“けんちゃん”さん)の一句「我が人生 タタキも妻も 塩対応」が選ばれました。
▼第一生命賞 三宅佑奈さん
「いつも妻にそっけない態度をとられてへこむけど、カツオの美味しいタタキを食べてそんな気持ちも吹き飛ぶというような、旦那さんの気持ちを想像して書いてみました。」
県内の作者からは、県民性が反映されたこんな句も…
「物価高 酒代だけは 目をつぶる」(“たかちほ”さんの作品)

▼優秀賞 寺石八重子さん
「我が家にとっては必需品なので、値上がりしたからといって買い控えるわけにも切らすわけにもいかないので、ついつい大目に見て買ってしまうという。酒飲みの『お酒にぞっこん』です。」
▼第一生命高知支店 小林秀人 支店長
「県外も含めて高知県を盛り上げようという気持ちが多く発信されていると思い、うれしい。コロナ禍でより元気になるような、そしてクスっとなるような句が多かった印象。」
入選作品は、高知県と第一生命のホームページに掲載される予定です。