「玉音放送を聞いた時は?」学生からの質問に2人の答えは…

2人の自己紹介のあと、会場の学生からは、「玉音放送を聞いたとき、一番最初に思ったことは何ですか?」という質問も出ました。

終戦当時、朝鮮半島北部の山中でソ連との国境付近にいた西倉さんは、「放送は聞いていません」と答えた上で、終戦を知ったのは8月18日頃だと話しました。

西倉さん
「これからウラジオストクに上陸だということで山を下りていったら『日本が負けた』と。ショックを受けました。さあ、どうなるか。自決しようかなという心持ちにもなりました。日本はこれからどうなるのか、と山の中でも思いました」

その日に特攻隊員としてまさに出撃するはずだった上野さんは、玉音放送を聞いたものの、「雑音が多くてよく聞こえなかった」と言います。

上野さん
「(放送で)激励されたのか、それとも(戦争が)終わったのか、みんな不思議がっていましたけど、しばらくして上官から『終わった』と言われました。それまで死ぬ気でいたもんですから、頭が真っ白になりました。解散して家に帰るときに『命は助かったんだ』と、その頃になって初めて感じました」