狼の頭を黒焼きに…

このクマが藩に届けられたのは、細川家の初代藩主・細川忠利の時代です。

細川忠利(永青文庫所蔵)

稲葉さんと後藤さんによると、細川忠利は大変な「健康オタク」だったようで、熊本に移る前の小倉藩の時代でも様々な植物を育てていたとのことです。

小倉藩時代、細川忠利が奉行に宛てた手紙には「薬にするので、生きた雌雄の狼の頭を切り落とし、黒焼きにして江戸に送ってくれ」という要望も書かれているとか。

武将たちの要求が、いかに“なまなましい”ものだったか―。

当時の古文書が、それを今に伝えてくれます。