刑事弁護のプロが刑事弁護のプロを追及

2024年の秋に選任されてから約1年9か月。山口弁護士らは検察関係者など数十人に事情を聞き、公判の準備を進めてきました。「証拠一つ作るのも慣れていない。ルールや難しさがあった」そう本音を漏らしたこともありました。
3人とも、ふだんは容疑者を守る立場にあります。慣れない「追及側」の立場ゆえか、初公判では起訴状にあたる「公訴事実」の読み上げの際、肝心の「罪名及び罰条」を言い忘れる一幕もありました。
弁護団もまた「刑事弁護のプロ」
対する田渕検事の弁護団を率いるのもまた、大阪の刑事弁護委員会の委員長を務めたことのある重鎮・森直也弁護士です。
指定弁護士の読み上げの直後、田渕検事の弁護側はすかさず、公訴事実の記載内容の一部を明確にするよう指定弁護士に「求釈明」を求めるなど、刑事弁護のプロが刑事弁護のプロを追及するという、のっけから波乱含みの展開となりました。














