不漁に苦しむ浜名湖のアサリ漁師などが新しい事業に挑戦です。誘客の目玉として、浜名湖を満喫する観光ツアーを始めました。
<アサリ漁師 那須田賀則さん>
「アサリ漁師だけの方は生活が成り立たないのでアルバイトをしたり、カキの養殖の手伝いをしたりして生活している」
悲痛な声を上げるのは、浜名湖で10年以上アサリ漁師をしている那須田賀則さんです。浜名湖では、2021年からアサリの漁獲量が激減し、アサリ漁だけで生計を立てるのが非常に厳しい状況です。
そこで那須田さんは、地元の旅行代理店と協力し、新しい事業を立ち上げました。漁船を使った浜名湖遊覧と地元飲食店でのランチをセットにした日帰りツアーです。
<アサリ漁師 那須田賀則さん>
「今の季節ですとノリの養殖場やカキの養殖場の近くなどを案内できたら」
遊覧時間は、20分から30分。船のルートもリクエストに応えてくれます。そして、ランチは、海が目の前にある老舗の宿でいただきます。
<活魚の宿あさしお 山田敬介さん>
「お刺身が朝市場で毎朝仕入れに行ってお勧めなものをお出ししております。きょうはカツオとさわらです」
ランチは、弁天島周辺の3つの店から選ぶことができます。店によって多少、値段が異なりますが紹介したコースは4400円でした。
漁師の那須田さんと共にツアーを企画した地元旅行代理店の佐々木さんは、少しでも観光客を増やせればと話します。
<旅行代理店 佐々木雄一さん>
「いろんな遊び方ができるっていうことを知らせていきたい。行政に聞きながらバーベキューとか自然体験など地域と協議しながらいろんなところやっていけたら」
4月21日放送
注目の記事
富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「市道の陥没 実は3年前に見つかっていた腐食」対応していなかったのか?取材に対し市の担当者は…市内では約10年で1035か所の空洞 日本の道路は大丈夫!? 仙台

「壊滅的な気温上昇」それでも進まぬ再生可能エネルギー... あくまで“民間事業”かそれとも“支援”か 問われる国の再エネへの本気度【サンデーモーニング】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
