関東各地で複数人による強盗や窃盗が多発し、防犯カメラがその瞬間を捉えるケースが相次いでいます。組織化された犯罪グループの関与が指摘される一方、関東以外の地域でも警戒が必要です。

“バーナー”使い侵入・・・防犯カメラが捉えた犯行

1月11日深夜1時、茨城県龍ケ崎市の建築会社の事務所に設置された防犯カメラの映像に映っていたのは、闇に紛れて現れた2人組。

カバンから何かを取り出すと、バーナーのようなものに着火。1分ほど窓に火を当てたあと、何かを吹き付けています。

作業を始めてから約20分。フェンスと壁に足をかけ、破った窓から侵入しました。

17日、現場に行ってみると・・・

窃盗被害 会社役員
「こんな感じで燃やされて」

網戸ごと窓が破られ、地面にはガラスの破片が散らばったままでした。壁には足跡が残っています。

窃盗被害 会社役員
「足をかけた跡ですね。年齢的には若そうな感じ。下調べしてるとか、誰かに状況を聞いているとか。じゃないと、こんなとこわからないんでね」

窓から侵入したのは1人だけ。もう1人は、先に入った人物が中から開けた玄関から入っていきました。

事務所に侵入した2人組は、引き出しなどをそっと開けて物色。スマホのライトを使っているようです。防犯カメラを気にするそぶりはありません。

すると、一番下の引き出しから小さな箱を発見。侵入から約20分後、玄関から出てきた2人組は小走りで逃走しました。

犯人が持って行った箱は小さな金庫だといいます。

窃盗被害 会社役員
「小さい金庫があって、会社のはんことか実印をまとめていて、そっくり持って行ってしまった。お金があると思ったのか、何もなくて箱があったから持って行ったのか」

男性によると、現金約1万円も盗まれたということです。

窃盗被害 会社役員
「まさか自分の会社に被害が起きるとは想像もしないですよね」