急激に進む円安の動きが生活に影を落としています。輸入品の値段が上がるのはもちろんのこと、このまま円安が続けば国産品の価格にも影響が及ぶ可能性も出てきています。

■“悪い円安”影響どこまで・・・ステーキ店「限界に近い」

米国産などの牛肉を使用しているステーキ店にも円安の影響

アメリカ産やオーストラリア産の牛肉を使用しているステーキ店。
円安の影響は、ここでも・・・

ステーキハウス スリーロイン 中村太豊 店長
「コロナ禍、ウクライナ情勢、為替の急激な変動とかなり値上げせずに頑張ってはきてるのですけど、限界に近いかなと感じています」

3月まで2000円で仕入れられる牛肉の量は200グラムだと5枚でしたが、現在は同じ価格で3.5枚しか仕入れられず円安の荒波をまともに受けていました。

ステーキハウス スリーロイン 中村店長
「他の物のコストを削っていくだとか、これ以上難しいとなれば値上げに踏み切るかのどちらかしかないかなと思っています」

円安はどこまですすむのでしょうか?20日におよそ20年ぶりに一時、1ドル=129円台をつけた円相場。1か月あまりで円相場(対ドル)は15円近く円安が進んでいます。

この状況について、鈴木財務大臣は・・・

鈴木俊一 財務大臣
“悪い円安”ということが言えるのではないかと」

企業が円安による原材料費の高騰を価格に転嫁できず、賃金も伸びない環境を“悪い円安”と表現しました。

■輸入食材店は6月から値上げ

都内にある輸入食材店も6月から値上げへ


影響は、東京・銀座にある輸入食材店「VENTI PINO」でも・・・

記者
「こちらのワインやオリーブ、さらにはチーズまで円安の影響で値上がりするということです」

生ハム・チーズなどイタリアから直輸入した約500種類の食材を低価格で販売してきました。しかし・・・

VENTI PINO 松村賢 営業部長
「仕入れ値のコストが上昇しているので、その分を考慮して全品10%~20%の価格改定を予定しています」
「一例になりますが、エクストラバージンオリーブオイルを現在950円で提供しているが、6月1日からは1100円で価格改定になっています」

円安の影響で、仕入れ値が急上昇。

VENTI PINO 松村営業部長
「コロナ、それからロシア・ウクライナの紛争。その次に為替の円安というところで、“三重苦”になっています」