■電話越しに伝わる「声の変化」

電話1件にかける時間はおよそ20分。お互いに名前を名乗らないルールの中、ただひたすらに相手の心に寄り添い続けます。

「電話相談は、かけ手の方の声の大きさとか速さといったところからも、どういった状況でいらっしゃるかが分かります。そういったところから、寄り添ってもらってるという感じが伝わるのかなと思っています」と伊藤事務局長。

相手の気持ちを受け止める中で、相談員自身も確かな変化を感じる瞬間があります。

女性相談員は、「お話をしているうちに、相手の方が自分なりに気持ちを整理されて、だんだんと明るい声に変わってきたなという実感もあります」

「だから、ちょっと誰かに聞いてほしいということだけでお電話をいただいても構わないのです」と、優しく呼びかけます。