静岡県伊豆市の宗教法人の敷地から廃棄物を含む土砂が流出した問題で、静岡県は7月13日、土砂の崩落防止工事や廃棄物撤去などの行政代執行に着手しました。

<静岡県くらし・環境部杉本昌一部長>
「ただいまから廃棄物の処理及び清掃に関する法律、第19条8に基づき行政代執行を開始します」
廃棄物が混じった土砂の流出が発覚してから6年、斜面を掘り返すと、解体工事現場で出されたとみられるコンクリート片などが次々見つかりました。
伊豆市大平柿木地区では2020年7月、宗教法人「平和寺本山」の敷地から1万1300立方メートルに上る、産業廃棄物が混じった土砂が狩野川支流の柿木川に流出しました。
県は2021年、宗教法人と法人の役員に対し、敷地外に流出した廃棄物すべての撤去や流出防止対策など廃棄物処理法に基づく措置命令を出したましたが、期限までに実行されませんでした。
県は廃棄物処理法に基づき崩落を防ぐための工事や、排水路の設置、廃棄物の撤去などの行政代執行を進めます。
行政代執行による工事を2027年1月末をめどに終えて、2億1560万円に上る工事費用は宗教法人や代表者側に請求するということです。
<県廃棄物リサイクル課 緒方啓介課長>
「こういった現場が他では生じないように、県としてもこれから監視体制などを強化したいと考えています」
この事件をめぐり、静岡地裁沼津支部は7月9日、廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反の罪で平和寺本山の僧侶の男に罰金50万円の有罪判決を言い渡しました。
また、宗教法人と代表役員の女性にそれぞれ罰金30万円の略式命令が出されました。














