シャンソンは人生に寄り添う音楽

蓮井Micaさん 2026年7月11日

今年の「岡山パリ祭」での蓮井さんの熱唱を、高橋ゆり子さんの夫、康男さんは客席で聴いていました。

康男さんは、最近になって決意したことがありました。
ゆり子さんが大切にしていたグランドピアノを、幼稚園へ寄付するというのです。

蓮井さん(左)と高橋ゆり子さん(右) 2024年6月30日

ゆり子さんが遺したノートの中に「グランドピアノを幼稚園へ寄附」という言葉がありました。

康男さんにとって、思い入れの深いピアノを手放すという決断は、簡単ではありませんでしたが、きょう(18日)、3回忌を迎えるにあたって寄贈を決意したといいます。

(高橋康男さん)
「このピアノは、私にとって妻そのものです。妻が遺したノートに『グランドピアノを幼稚園へ寄付』と書かれていたので、その思いはかなえてあげたいと考えていました。しかし、このピアノを手放すことは妻の生きていた証を消すようで、実際に送り出すことができず、2年という時間が過ぎました。3回忌を迎える今、ようやく妻の願いをかなえようと決心することができました。

寄贈先の幼稚園は、妻や私たち家族にとって、多くの思い出が詰まった特別な場所です。長男と次男もお世話になり、当時の先生が今は園長先生として迎えてくださることにも、不思議なご縁を感じています。

このピアノが、これからは子どもたちの歌声や笑顔に包まれながら、大切に弾き継がれていくことを願っています。それが妻の願いをかなえることであり、私にとって何よりの供養になると思っています」

今月下旬、ゆり子さんのピアノは慣れ親しんだ家を離れ、新たな場所で活躍することになります。