福島第一原発の事故をめぐり、東京電力の旧経営陣3人が業務上過失致死傷の罪で強制起訴された裁判の控訴審判決が、18日に東京高裁で言い渡されます。
改めて、この裁判を振り返ります。
この裁判は、東京電力の勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長の3人が、業務上過失致死傷の罪で強制起訴されたものです。
3人は、原発事故による避難で、福島県大熊町の双葉病院の入院患者44人を死亡させたなどとされています。
2019年の一審の判決で、東京地裁は3人に対し、無罪の判決を言い渡し、検察官役の指定弁護士が、判決を不服として控訴していました。
2012年に告訴団の団長となり、一審から公判をすべて傍聴してきた武藤類子さん。一審の判決には、悔しさを滲ませています。
武藤さん「(一審で)有罪判決になると思っていた。非常に残念。多くの原発事故の被害者の方々も、とても納得のいくものではなかったと思っている」














