東京・高輪台の閑静な住宅地に、その美術館はある。

荏原 畠山美術館。国宝6点、重要文化財33点をはじめおよそ1300点を所蔵するこの場所は、荏原製作所を一代で世界的なポンプメーカーに育て上げた実業家・畠山一清が遺したコレクションの集大成だ。石川県金沢市出身。前回の記事で実業家としての足跡を追った。

荏原 畠山美術館(東京)

なぜ、一人の実業家がこれほどまでに美を蒐集し続けたのか。そして、その行為はいったい何を意味していたのかを作品展やMROライブラリーに残る映像からその一端を探ってみる。