大原美術館など、倉敷市にある12の民間文化観光施設が1月20日まで無料公開されます。「正月明けの閑散期に観光客を呼び込もう」という狙いです。
(日本郷土玩具館 大賀紀美子館長)
「朝からだんだんと人が入ってくださっているので、びっくりしているような」

新型コロナの影響が続く中、開館とともに観光客が訪れます。
美観地区にある日本郷土玩具館は、江戸時代から現代までの玩具を展示しています。通常は大人500円の入館料が必要ですが、きょうから1月20日までは無料です。例年だと閑散期となるこの時期に、来館者を呼び込もうと初めて行うものです。

(日本郷土玩具館 大賀紀美子館長)
「本当に厳しかったです。もう耐えて耐えてまいりました。活気が出ればうれしいなと思っています」
倉敷市が、国の新型コロナ対応地方創生臨時給付金・2千万円を活用するもので、大原美術館や野崎家塩業歴史館など、倉敷市内12の民間施設が無料開放されます。またこれをきっかけに、訪れたことのない地元の人に来てもらうのも狙いです。

(訪れた人)
「近くなんですけど、全然来たことがなかったので、とても楽しかったです」

「外に出るきっかけになっていいんじゃないかと思います」

(倉敷市観光課 猪俣麻子さん)
「県内外からたくさんの観光客の方に来ていただきたいのと、市内の方にもぜひ倉敷市の文化をもう一度実感していただけたらと思っております。これをきっかけに、食事処ですとかお土産屋さんのほうも、たくさんの方が訪れていただけたらいいなと思っております」

施設の無料公開は1月20日までですが、休館日がそれぞれ違うため、倉敷市はホームページなどで確認してほしいとしています。
