地下43m 巨大トンネルへ・・・

いよいよ、地下施設へ向かいます。
地上から43メートル(ビル14階程度)の深さまで、約4分間、階段を降りた先には、まるで潜水艦のように厳重に造られた扉が・・・

扉を開けると、ぽっかり空いた巨大な縦穴と、横につながる連絡管がある空間につながっていました。


地上から取り込まれた川の水は、縦穴を通り地下へと流れ込み、一定量まで貯まると横穴を通って調節池本管に向かいます。

真っ暗なトンネルを奥へ進み、調節池の本管に到着。

ひるおびスタッフ
「広っ!すごーい!」

直径12.5m、全長4.5㎞の巨大なトンネルがあらわれました。
この長いトンネルは、中野区野方付近から杉並区方南町までつながっています。
貯められる水の量は54万立方メートルで、25mプールで約1800杯分です。

壁面をよく見てみると、白い線が。

東京都 第三建設事務所 岡田理志課長
「おそらくこれが先日の台風6号の時に取水して貯留した時の水位じゃないかと思います。」

台風6号で取水した際には、このトンネルの高さ約6メートルまで、約24万立方メートルの水が貯まり、河川の氾濫を防いだそうです。

恵俊彰:
「いつの間に…」という印象を受けてしまいますが、すごい施設ですね、これ。

東京大学名誉教授 池内幸司氏:
すごく大きいです。入るとびっくりします。4階建てのビルくらいありますから。

落語家 立川志らく:
すごいことですね。我々の知らないところで、都民の命を守るためにね。
これは何か弊害みたいなのはないですか?陥没するなどの危険性はないですかね?

東京大学名誉教授 池内幸司氏:
この地下調節池についてはそういった事故は起こっていません。
ただ、費用が高いんですよね。どうしてもお金がかかってしまうし、時間もかかる。
しかし、それ以上の大きな効果があります。

池内氏は、東京などの都市部では、川の流量を減らす上で「調節池」が大きな効果を発揮するといいます。
都市部は地表面がアスファルトやコンクリートに覆われており、集中豪雨があると雨が地面に浸透せずに河川や下水道に流れてきて、一気に川の水位が上がります。
このため、一時的に水を貯める「調節池」が重要となるのです。