東京都の水害対策 今後どうなる?

地下調節池の工事は、今も続いています。
トンネルを掘り進めている2㎞先の現場へ、トロッコに乗って向かうと・・・

東京都 第三建設事務所 岡田理志課長
「こちらがトンネルを掘るためのシールドマシンという機械になります。」

直径約13メートルの巨大な掘削機が。約650個の刃がついた先端部分が回転し、1日最大7メートル掘り進めています。

このトンネルは今後、練馬区と善福寺川の調節池を繋げ、全長13.1㎞に及ぶ超巨大な調節池になるそうです。

東京都 第三建設事務所 岡田理志課長
「完成しますと、総貯留量が143万立方メートル。地下の調節池としては日本最大級の大きさの調節池になります。」

さらに、将来的には東京湾までトンネルを掘り、地下河川化する計画もあります。
3月には「環七地下河川計画検討委員会」も設置されました。
東京都は、これらの計画により、時間75mm降雨に対する治水安全度が向上するほか、流域間の相互融通で近年頻発する集中豪雨にも効果を発揮するとしています。

恵俊彰:
都市災害を防ぐという意味では、調整池は日本の大都市には欠かせないものになってくるんですか?

東京大学名誉教授 池内幸司氏:
欠かせません。どうしても日本の場合、地上部には市街地が密集していますよね。
洪水を流すために本来ならば川幅を広げるなどすればいいんですが、もう最大限やっています。そうなると結局、どこかに貯めざるを得ません。
地価が高く、地上部でまとまった用地を確保することが難しいため、地下に貯め
ることは非常に有効な手段になります。

恵俊彰:
大きな課題としては、費用をどうするのかということですね。

東京大学名誉教授 池内幸司氏:
効果も非常に大きいので、そこをどう判断するかですよね。

恵俊彰:
命を守るためには必要なものなんだろうなと強く感じました。

(ひるおび 2026年6月29日放送より)
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<プロフィール>
池内幸司氏
東京大学名誉教授 専門は河川工学
長年 水害対策などの防災・減災に従事