「核問題」の入口で誤算か トランプ氏の思惑通りに行かない協議

かつてイランは、オバマ政権時代に結んだ「核合意」に基づき、IAEA(国際原子力機関)による核施設の査察を受け入れていました。

ところが、第1次トランプ政権が、この「核合意」から一方的に離脱。

イランはこれに対抗する形で査察の受け入れを徐々に制限し、2025年にアメリカが核施設を空爆して以降は拒否しているのです。

そんななか、2026年2月に始めたイラン攻撃。攻撃の大義も「核問題」でした。

トランプ大統領(4月)
「イランが核兵器を持つことを決して許さない」

成果をアピールしたいトランプ大統領ですが、「査察の受け入れ」という入り口からつまづいた形。

トランプ大統領
「イランが間違ってる、イランが間違ってる、イランが間違ってるんだ!彼らが正しいというなら、今すぐ協議を中止する」

思惑通りに運ばない協議に苛立つトランプ氏。

攻撃の応酬への逆戻りも懸念されるなか、議会上院では、イラン攻撃を停止し、米軍の撤収を求める決議案が、賛成多数で可決。

共和党からも造反が出たことで、「党内でトランプ氏への不満が高まっている」と報じられています。

双方の国民が望まない戦争は終わるのでしょうか。