再び緊張が高まるイラン情勢。イラン最高指導者が「復讐」の声明を発表すると、トランプ大統領は自らが暗殺されれば「数千発のミサイルが発射される」などと投稿しました。
■米軍によるイラン空爆 1週間で4回目
暗闇の中、艦艇から次々と飛び立つ戦闘機。巡航ミサイルも発射されました。
アメリカ中央軍は、日本時間の午前6時からイランに対する新たな攻撃を開始したと発表しました。攻撃は防空システムや沿岸のレーダー基地など、数十か所に及んだということです。
ホルムズ海峡で民間船舶を攻撃するイランの能力を低下させることが目的だとしています。イランへの攻撃は、この1週間で4回目です。
■米「イランはホルムズ海峡を支配していない」
ホルムズ海峡の主導権をめぐり、駆け引きが続くアメリカとイラン。
今回の攻撃に先立ち、イランの革命防衛隊は、承認されていない航路を通過しようとした船舶に警告射撃を行ったと発表。
イラン革命防衛隊は12日、こう宣言していました。
「アメリカがこの地域への介入をやめるまで封鎖されたままとなり、いかなる船舶も海峡を通過することは許可されない」
「ホルムズ海峡を封鎖する」と宣言したイランに対し、トランプ大統領はNBCテレビの電話インタビューで「ホルムズ海峡は開放されている。我々はイランを激しく爆撃した」と話しています。
アメリカメディアは、アメリカ当局者の話として、過去24時間でアメリカ軍との連携のもと約20隻の商船が海峡を通過したと伝えました。
アメリカ中央軍も、「イランはホルムズ海峡を支配していない。海峡は国際水路だ」として、航行の自由を維持する準備を整えていると強調しています。
■イラン「報復作戦は現在も継続している」米軍施設の攻撃も
一方のイラン。
イラン国営放送(13日)
「革命防衛隊は、アメリカ軍が運用するドローン部隊の指揮統制センターを攻撃したと発表しました。報復作戦は現在も継続しているとしています」
革命防衛隊は今回の攻撃への報復として、ヨルダンの米軍基地に弾道ミサイルとドローンで攻撃を行ったと表明。
ヨルダンの国営メディアは、イランのミサイル4発を軍が迎撃したと報じています。
イラン側は、ほかにもバーレーンやオマーンなど、湾岸諸国にある米軍関連施設を攻撃したと発表しています。
■イラン内で高まる復讐を求める声 モジタバ師が声明発表
報復の手を緩めないイラン。国内では、アメリカとイスラエルへの復讐を求める声が高まっています。
民衆の声(9日、イラン・マシュハド)
「ハメネイ師の血にかけて誓う。トランプよ、お前を殺す」
イランの前最高指導者ハメネイ師の葬儀が終わったことを受け、11日、最高指導者モジタバ師が声明を発表しました。
最高指導者モジタバ師の声明(イラン国営テレビ 11日放送)
「犯罪者であり、恥辱にまみれた殺害者たちへの復讐を誓う。復讐は国民の要求であり、必ず実行されなければならない」
一方、イランによる暗殺計画が報じられたトランプ大統領は、「1000発のミサイルが発射可能な状態にある」と10日に自身のSNSに投稿。
イランが暗殺計画を実行した場合、「さらに数千発が続けて発射されることになる。すでに命令は下されている」と強調しています。
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