2009年に起きたいわゆる「鳥取連続不審死事件」で、強盗殺人などの罪で死刑が確定した上田美由紀死刑囚(49)が、14日に窒息死したと法務省が発表しました。

事件が起きたのは2009年。鳥取県鳥取市の元スナックホステス上田美由紀死刑囚は、借金の返済を免れようとトラック運転手の矢部和実さん(当時47)に睡眠導入剤を飲ませて鳥取県北栄町の日本海で殺害。

同じく借金返済を免れようと電気工事業の圓山秀樹さん(当時57)に睡眠導入剤を飲ませて、鳥取市内の川で殺害した2件の強盗殺人などの罪に問われ、2017年に死刑が確定していました。

■一審は黙秘で死刑判決 控訴審では一転…

2012年に鳥取地裁で行われた裁判員裁判初公判には、約1100人の傍聴券を求める列ができました。

一審の裁判員裁判では黙秘を続けるなか死刑判決が言い渡されましたが、2013年12月に始まった控訴審では一転して語り始めました。

上田美由紀被告(当時・控訴審で)「2件の強盗殺人については、私はやっていません。一審の判決は受け止められません」

そしてこの頃、BSSの記者の接見にも応じました。