漁網が「石油」から「植物」で

近く、植物由来のバイオプラスチックから漁網が作られることに。

植物由来のプラスチックから作られた糸を巻き、円形状にセットされた機械。この機械で編み上げることで、定置網など大きな漁網が作られます。

製造するのは、漁網ひと筋118年、全国シェア15%を占める、石川県金沢市の漁網製造会社「中外製網」です。

一般的な定置網は長さ120メートルから130メートルの大きさとなります。

工場でいくつものパーツに分けて作ったものを、漁場でつなぎあわせて使われています。

一般的な漁網は「ナフサ」が原料

一般的な漁網は、ほとんどが石油由来のナフサを原料としたポリエステル製です。

中外製網では、中東情勢が悪化する3年前から、ナフサに代わる植物由来のバイオプラスチックの漁網づくりを金沢大学とともに模索してきました。

◇中外製網・柴田彰一郎社長…「すべて化学製品に頼らないということと、あとは今まで漁網というのは使われたら燃やされる、捨てられる、砂浜に打ち上げられてゴーストフィッシングになるとか、色々なリサイクルの問題が大きくつきまとっていました。なのでそれを植物由来のものにするということで、自然に還る。そういう網ができれば。漁業が自然の循環の中で行われているものですので、より自然にやさしいものができたらというところで、開発を進めました」