定期的な訓練の重要性 見えてくる今後の教訓は?
高柳キャスター:
坂口さんは今回の火災を通して、今後の教訓にしていくべき課題も見えてきたといいます。

【小学校火災 “今後の教訓”は】(元東京消防庁・麻布消防署長 坂口隆夫さんによると)
▼火災発生時の状況に近い訓練
→防火扉・防火シャッターが閉まった状態で訓練をしているか
(開いているところしか見たことがないと、閉まったときに出てくる“くぐり戸”の存在を知らないケースがある)
▼避難器具を使う訓練
やはり、実際の火災を想定した訓練を行う必要があるということです。
井上キャスター:
訓練の時も防火扉・防火シャッターを下ろして訓練することや、扉が閉まっていてもそこから抜けることはできるのでしょうか。
元東京消防庁・麻布消防署長 坂口隆夫さん:
できます。シャッターの場合には隣にくぐり戸があり、防火扉の場合には扉の真ん中にくぐり戸があります。
高柳キャスター:
そこに加えて、避難器具を使う訓練も重要です。滝野川第三小学校には“斜降式”というタイプの救助袋がありましたが、どういった使い方をすればいいのでしょうか。

【“斜降式”救助袋の使い方】
※最低2人必要(地上にいる人も含め)
(1)ふたを開けてベルトを引き抜くと、中に大きな筒状の袋が入っている
(2)袋の本体や部品を地上へ下ろす
(3)安全に滑り降りることができるよう、下に固定をする
(4)正しく袋が設置できたか確認し、安全な姿勢をとって下に降りて避難する
井上キャスター:
作業量が結構多い気がしますが、慣れている方で何分ぐらいでできるのでしょうか?

元東京消防庁・麻布消防署長 坂口隆夫さん:
斜降式の救助袋は、最低でも上に1人・下に1人で2人必要なため、5分はかかると思います。
井上キャスター:
このような器具は基本的に、学校内に複数設置されているものと考えてよいのでしょうか。

元東京消防庁・麻布消防署長 坂口隆夫さん:
学校には生徒さんが大勢いるので、避難はしごなどではなく、救助袋が設置されています。救助袋なら、設置が終われば連続的に避難できます。
井上キャスター:
それも訓練でやっておかないとできないということですね。
元東京消防庁・麻布消防署長 坂口隆夫さん:
そういうことです。特に、消防法で定められている年2回の設備点検については、特定の教員だけが立ち会うのでは不十分だと思います。なるべく多くの教員が広く参加し、いざという時に全員が確実に器具を扱える体制を整えておく必要があると感じます。
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<プロフィール>
坂口隆夫さん
市民防災研究所 理事
元東京消防庁麻布消防署長
2016年の「新潟糸魚川大規模火災」などを調査
木下ゆーきさん
タレント・子育てインフルエンサー 3児の父
子育てモノマネ動画が人気 絵本「はぶらしロケット」出版














