“戦争終結”でペルシャ湾派遣も…「撃ち合い見た」

1991年、湾岸戦争が終結したとして、ペルシャ湾の機雷除去に海上自衛隊の掃海艇部隊が派遣された。これが自衛隊発足後、初の海外派遣となった。

政府は「戦争は完全に終結しており、“非戦闘地域”への派遣」だと強調した。しかし、掃海艇部隊 補給艦の両角良彦・元艦長は、ペルシャ湾に到着し驚いたと証言している。

両角良彦 元補給艦長
「夜中に目の前で米軍と小型の不審船舶が撃ち合っているところを目の前で見た。『はやせ』(掃海母艦)も実弾を込めて、24時間対応できるような態勢で、20日間それに対応した」

掃海艇1隻、乗組員40人が犠牲になることを想定し、密かに棺用の木材が積み込まれていた。

両角良彦 元補給艦長
「『お前たちの食い物の冷凍庫の中に、犠牲になった仲間をしまうけどいいか』と」

結果的に1人の犠牲者も出さず、掃海艇部隊はペルシャ湾で34個の機雷を処理して帰国した。