電車の冷房&弱冷房の設定温度は各社バラバラ 大江戸線はなぜ低め?
井上貴博キャスター:
ここからは、冷房の設定温度の話に移ります。

東海道・山陽新幹線の「ひかり」は2026年7月~8月、3号車(自由席)に弱冷房車を試験導入することが発表されています。設定温度は他の車両のプラス2℃だそうです。
弱冷房車が日本で初めて導入されたのは1984年6月、京阪電鉄だと言われています。お客さんから「冷房が効きすぎている」「もうちょっと多様であっていいんじゃないか」といった声を受けての措置だったそうです。
当時の京阪電鉄は冷房車で28℃、弱冷房車で30℃だったということで、今考えると、ある程度高めに設定されていたことがわかります。
では、今の電車はどういうふうに設定されているのでしょうか。

【首都圏鉄道各社 車内の設定温度】(各社HPより)
●JR東日本:車両・線区ごとに異なる
●東京メトロ、京王電鉄、東急電鉄など:冷房26℃/弱冷房28℃
●都営地下鉄浅草・三田・新宿線:冷房25℃/弱冷房28℃
●都営地下鉄大江戸線:冷房22℃/弱冷房24℃
JR東日本は、車両と線区ごとに変えているそうです。車両ごとに混雑状況が違うため、車内のセンサーによって、混雑が激しいところは少し設定温度を下げるなどしているといいます。
一方で都営地下鉄大江戸線は、各社の冷房の基準値よりも弱冷房が低く設定されています。
なぜかというと、大江戸線は地下に通すうえで建設費用を少しでも抑えるため、本来掘るトンネルの大きさよりも小さいトンネルにしました。小さいトンネルに通すためには車両も小さくする必要があり、車両が小さいと熱気がこもってしまいがちなので、設定温度を下げることにしたそうです。
実際、東京の一般的な地下鉄の1両の定員は150人ぐらいなのですが、大江戸線は1両100人です。天井も低く、人に当たらないよう中吊り広告を折り畳んでいるくらい小さい車両なので、この設定温度にしているのだそうです。














