■日本陸上競技選手権大会 兼 愛知・名古屋 2026アジア競技大会 日本代表選手選考競技会(12~14日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム)

32年ぶりに日本で開催されるアジア大会(9月開幕)の代表選考を兼ねた日本選手権が行われ、男子5000m決勝で森凪也(26、Honda)が13分22秒41で優勝、アジア大会代表内定を手にした。

5月に行われたセイコーゴールデングランプリ男子3000mで7分38秒98の日本新記録で優勝し、アジア大会代表を内定させた森凪也(26、Honda)、2大会連続世界陸上代表(オレゴン、ブダペスト)の遠藤日向(27、住友電工)、そして、決勝18人中、8人が大学生、今年戦戦力が充実している早稲田大から山口竣平(20)、箱根駅伝4区で区間賞の鈴木琉胤(20)、4月の金栗記念では5000mで13分22秒87のU20日本新記録をマークしたスーパールーキー・増子陽太(18)が大舞台に駒を進めた。

緊張するレース前に森はカメラに向かってピースサインを送るリラックスムード、序盤は敗レースとなり、森は5番目、トップは中央大の岡田開成が引っ張る形となった。

1400m付近で創価大の小池莉希が飛び出して、さらに2番手に早稲田大の山口竣平と大学生がレースをコントロールしていった。

3000mの通過で徐々に森が順位を上げて2番手に浮上、塩尻和也(29、富士通)も森の横に付いてきた。3800m付近で荻久保寛也がスパートをかけたが、森、井川がしっかりと反応した。

目まぐるしく先頭が変わる終盤となったが、残り300mで森がスパート、井川も追っていったが、中野翔太も猛追、最後まで森のスピードが落ちずに逃げ切り、13分22秒41でフィニッシュ、悲願の日本選手権初優勝を果たした。

レース後、森は「今年この1年間で、優勝を取りに行きたいなってところで、やっぱり自力 をつけていこうってところに目標を置きました」と話し「去年の悔しさを1年間、練習で克服してうまくステップアップできたのかなと思ってます」

最後もスプリント勝負には「同じチームの中野と井川君、多分ラスト100mだったら負ける2人なんで、ちょっとそこは焦りましたけど、今年1年間、課題にしてたスプリント能力の成果が出たかなっていうふうに思いました」と口にした。

アジア大会に向けては「日本で勝てないとアジアで勝てませんし、アジアで勝てないと世界 で勝てないと思うので 、ここで勝ち切れたらのも大きいですし 、アジア大会も優勝して、翌年に繋げていけるようなレースができればいいかなと思ってます」と力強く語った。

【男子5000m結果】
優勝:森凪也 13分22秒41
2位:中野翔太 13分22秒56
3位:井川龍人 13分22秒97
4位:鈴木琉胤 13分24秒60
5位:青木瑠郁 13分25秒62