大阪都構想の制度案を話し合う法定協議会の初会合に出席したのは、維新の議員だけでした。

12日、大阪市役所で大阪都構想の制度案を話し合う法定協議会の初めての会合が開かれました。大阪府の吉村知事は、険しい表情で会議室に入りました。

協議会では、大阪市を廃止して特別区に再編するための区割り案や財源の配分などが話し合われます。

(大阪府 吉村洋文知事)「副首都にふさわしい大阪のあり方、行政のあり方、都構想の設計図づくり、これをこの場でしていきたいと思います」

吉村知事は特別区の区割り数の案として、人口規模に応じて、
▼政令市並みの約3区
▼中核市並みの約8区
▼東京23区並みの約12区
▼現在の大阪市の区割りをそのまま反映する
などのパターンを比較検討しながら議論を進めることを提案。

パターンごとに区の財政が成り立つのかなどを整理し、今後の会議で示すことが決まりました。

 その一方で、12日の会議では…

(記者リポート)「出席しているのは維新の議員ばかりでして、手前の席、野党の席は誰も座っていません」

法定協議会の委員は、吉村知事・大阪市の横山市長のほか、府議と市議がそれぞれ9人ずつで構成され、会派ごとの人数割合は議会の議員数の比率に応じて決まります。

しかし、公明・自民など都構想に反対している市議団の3会派は、「法定協の議事は全会一致で決めるべきなどの条件が受け入れられなかった」として参加せず、公明・自民の府議団も歩調を合わせました。

(公明・大阪市議団 西徳人幹事長)「私たちは欠席ではありません。そもそも『出ます』という届け出もしていません。そういうしつらえ、演出をされているのだろうなとは思います」

(自民・大阪市議団 森山禎久幹事長)「吉村さんが決めたことがそのまま流れていくような、怖さを感じるような会議でしたが、ちゃんと議論をできる、出られるような会議にしてほしい」

12日の協議会では、参加しなかった公明・自民会派に対し、次回以降参加するように呼びかけることも確認されました。

(大阪府 吉村洋文知事)「全会一致でないと会議に参加しませんというのは、僕はボイコットだと思います」

協議会は月2回、計10回開かれる予定です。

維新は来年春の統一地方選と同じ日に都構想の住民投票を行いたい考えです。