中東情勢によるナフサ不足の影響拡大が懸念

受注面では、リフォーム関連の需要は堅調なものの、新築住宅の着工件数は減少傾向にあります。大型工事の現場では、発注者側が一定の人員や財務基盤を持つ中堅以上の事業者を選定することが多く、実績や規模で劣る小規模事業者には大口案件の獲得が難しい状況です。

限られた案件を巡って安い工事単価や短い工期での受注競争が散見され、想定を上回る人件費・外注費の発生や工期遅延が重なることで不採算化し、資金繰りに行き詰まる企業が増加しています。

こうした構造的な問題に加え、中東情勢が新たなリスクとして浮上しています。塗装・防水工事ではナフサ由来の溶剤が多く用いられるほか、養生シートや容器などの副資材もナフサを原料としているため、中東情勢によるナフサ不足の影響拡大が懸念されています。