この辺では全く見ない フグが大量に…

村上市など新潟県内の海岸で、大量のフグの死骸が漂着しているのが見つかっています。
毒があるため「触ったり拾ったりしない」よう、村上市では呼び掛けています。

【記者リポート】
「体長15~20cmくらいの『ホシフグ』というフグが、海岸に大量に打ち上げられています」

村上市の岩船海水浴場では、9日には散歩中の人が見つけており、11日に村上市に連絡があったということです。
また、山形県の砂浜でもホシフグの漂着が確認されています。

ホシフグには毒があり、食べることはできません。
地元の漁協によりますと、食用のマフグやトラフグは近くの海で獲れるそうですが、ホシフグは全く見ない種類だということです。


【新潟漁業協同組合 岩船港支所 伴田航支所長】
「あんな感じで魚が上がるのはほとんど見たことないです。腐ったりして異臭やら何やらということもあるんで、早急な対応をしてもらいたいと思います」


新潟県は「そのままにしておくと異臭がし、周囲に影響が及ぶ恐れがある」として、漂着の多い村上市内4カ所の海岸で死骸の処分を始めるということです。

新潟県内の海岸では、3年前に大量のカタクチイワシが打ち上げられたことがありました。

この時には、大きな魚に追われて群れごと打ち上げられてしまったという説や、沿岸にいる餌を追って高い波にのまれてしまったという説が出ています。