お茶の値上げ「2つの理由」

「煎茶」と「抹茶」は同じお茶の木から作られます。
摘んで蒸してから、揉んで乾燥させたものが、いわゆる「煎茶」。私たちに身近な緑茶です。
一方の「抹茶」は、収穫前に2~3週間黒いシートでお茶の木を覆い、遮光することによって旨味成分を閉じ込めた「てん茶」の茶葉を使います。蒸して乾燥させ、挽いて粉末にしたものが「抹茶」です。

“抹茶ブーム”により「てん茶」の栽培量を増やしたことにより、「煎茶」の生産量が減っています。2015年には4万5405トンでしたが、2024年には3万6511トンと、約2割減。
そのため「煎茶」の価格が高騰し、お茶の値上がりにつながったのです。

もう一つの値上げの理由はナフサ不足です。
日本茶の包装には、風味が落ちるのを防ぐために日光・湿気を遮る素材が不可欠ですが、袋に使われる素材の9割以上がナフサなど原油由来なので、製造コストが上がっています。

落語家 立川志らく:
海外に日本の文化を知らしめることはいいんだけど、日本人は「抹茶」じゃなくて普段「煎茶」を飲むでしょ。日常的に飲むペットボトルのお茶が高くなるのは嫌ですね。

恵俊彰:
輸出額も増えて人気があるのに、値段が上がってしまうという。

日本茶ナビゲーター 酒井智子氏:
今がチャンスなのになかなか難しいですね。