漁が解禁されたものの、不漁に見舞われていた北海道南部のスルメイカ。
11日朝、北海道函館市で待ちに待った初競りが行わ、令和に入って最も高い値が付きました。

10日、9日ぶりの漁を終えて函館漁港に戻ってきたイカ釣り漁船。
いけすには待ちに待ったスルメイカが入っていました!ところが、漁師の表情はいまひとつ。

漁師
「なんとか出荷できるだけ。燃料代にならないな。きっと」

10日の水揚げ量は、7隻合わせて約100キロと2025年の3分の1にとどまったうえ、1匹のサイズも50~60グラムほどと小ぶりでした。

麻原衣桜記者
「午前5時半前です、スルメイカがこれから初競りにかけられます。漁解禁日とは違い多くの人が集まっています」

水揚げ量は伸び悩んだものの初競りは活気にあふれ、最も高いイカには1キロ1万2000円の「ご祝儀価格」がつきました。

2025年の8300円を大きく上回り、令和に入ってからでは最高値です。

函館魚市場 美ノ谷貴宏営業部長
「今後の期待における数字があらわれたかな。燃料代の高騰含めてなかなか厳しいスタート」
競り落としたのは函館の仲卸業者。
早速、市内のスーパーや鮮魚店に並べられたということです。

最高値で競り落とした イチヨ水産 長谷川博さん
「高値で買って漁師に還元できればと思ったので、ちょっとここは、気合い入れて買わせてもらった」

観光名所の朝市でも入荷し、観光客が次々とイカ釣りに挑戦!さっそく鮮度抜群のスルメイカを味わいました。

札幌から
「いやーおいしいですね、きのうだったら食べられなかったと思って。よかった食べられて」

(鹿児島から)
「今年初めて?それはテレビ(取材)も来るよね」

函館朝市駅二市場 元祖活イカ釣堀 櫻庭のり子さん
「待ちに待ったという感じ。イカを釣る楽しみと、足が動いたりする醍醐味を味わってほしい」
今後の水揚げ量に不安は残るものの、イカのマチらしさを取り戻しつつある函館。

燃料高騰の中、漁師が赤字覚悟で運んできたイカは、多くの人に笑顔を届けました。














