1月29日にオープンが迫ったFC今治の新しい本拠地「里山スタジアム」。一足早くピッチエリアに潜入しました。ピッチを見渡すと大事なあるものが見当たりません。その秘密とは?

横山岳アナウンサー
「里山スタジアムの入場口、メインゲートに来ています。階段を上っていくと目の前には青々としたピッチが広がっています」

おととし11月に着工したFC今治の新しい本拠地「里山スタジアム」。全国的にも珍しい民設民営型で総工費は40億円。今年3月のシーズン開幕に向け完成が目前に迫っています。

岡田武史会長が掲げるコンセプトは「365日、人が行きかう場所」。
スポーツから文化まで多様な広がりが可能な次世代型の複合施設を目指します。

席はしまなみの渦潮をイメージしてデザインされ、およそ6000席。さらにJ1の基準である1万5000席まで増やすことができます。
そして、メインスタンドを見渡してみると…。選手たちが座るベンチが見当たりません。
横山アナ
「こちらの柵で覆われた15席分が選手たちのベンチ。そして柵をはさんだ隣は観客席になっていて、試合中の選手たちの様子を間近で見ることができるんです」

なんと観客席のエリアに選手のベンチが組み込まれているんです。これはヨーロッパのスタジアムなどで採用されている作りで高い臨場感を味わうことができます。
FC今治 広報 植野準太グループ長
「いよいよきたかと。そんな気分。あらためてサッカースタジアムとして見たときにピッチの近さがすごく魅力的だと思うし、目の前を走ったりするので選手の熱い声、掛け合い、やり取りもすべて聞こえると思うのでそういったところも注目してもらいたい」

里山スタジアムは1月29日にダンスパフォーマンスやエキシビジョンマッチなどオープニングイベントが開かれ、今年3月には福島とのホーム開幕戦を迎えます。