男性も「産後うつ」になる

2020年に発表された論文では、産前産後の父親の精神的不調について調べた結果が報告されており、男性が産後に精神的不調を発症する頻度は全体で10%前後でした。この数字は、女性の産後うつと大きな差はなく、男性も産後に精神的不調を訴える「産後うつ」になるということがデータから明らかになりました。

産後うつになる父親は「真面目で責任感が強い」

実は、母親も父親も産後うつを発症する背景は大きく変わらず、「生活環境の大きな変化に対し、体と心が適応しきれないこと」が要因の1つだといいます。また、夜泣きなどの対応で睡眠時間が短い上に、仕事で長時間労働を重ねることも父親の「産後うつ」につながるそうです。 竹原さんによると、男性の産後うつになりやすい人には、ある共通点があるということです。

竹原健二・政策科学研究部長:「すごく優しくて一生懸命な方なんです。仕事も子育ても頑張るし、家族のことがすごく大事で。奥さんのことが大好きで、奥さんがすごく疲れてたり一生懸命やってるのを見て、『自分はもっと頑張らなきゃ』って。辛いのに無理をして、どんどんリミッターが外れて、ある日急に体が動かなくなるようです」