二酸化炭素を「出さない」「回収する」など自動車の「脱炭素」に向けた動きが加速しています。その最新技術がまさに「レース場」で競われていました。

24時間「耐久レース」に臨んだのは市販車を改造したレーシングカー。

実はこの過酷なレースが二酸化炭素削減に向けた“実験場”になっています。

トヨタは二酸化炭素を「出さない」水素エンジン車で出場。

低温に冷やすと電気抵抗がゼロになる“超電導”と言われる現象を世界で初めて車に採用。ガソリン車並の航続距離を実現しました。

ドライバーとしてレースに挑んだ豊田会長は…

トヨタ自動車  豊田章男 会長
「カーボンニュートラルに向けて、エンジンを使った水しか出ない車は一つの選択肢としてある。エンジンを作ってきた仕入れ先さんとかいっぱいいます。BEV(電気自動車)の選択肢イコールで、彼らの未来は何?と。ある意味で水素エンジンは価値がある」

一方、こちらのメーカーは…

記者
「今、CO2を回収したタンクの交換作業が行われています」

マツダが導入したのは、二酸化炭素を「出す」のではなく、「回収する」装置。

肝となるのが二酸化炭素を吸着するゼオライト。排気ガスを出す通り道にこの物質が入ったタンクが設置されていて、排気ガスから二酸化炭素のみを回収する仕組みです。

マツダ 中井英二 上席執行役員
「(脱炭素の目標を)バッテリーEVだけで全てを賄おうというのは非常に難しい」

2035年までの実用化を目指しています。

最新技術を活用した“二酸化炭素を出さない車”。「脱炭素」の開発競争は益々加速しそうです。