前総裁に聞く「利上げ」の判断 時代で変化する日銀の役割とは
アベノミクスのもと、異次元の金融緩和を推し進めた黒田・前日銀総裁。
2年程度で物価上昇2%を達成しようという出口戦略を描いていましたが、コロナ禍などの要因によって困難に。
前日銀総裁 黒田東彦氏
「(コロナの要因とか)そういうのがあって、なかなか2%の物価安定目標の達成もできなかった」

結局、異次元緩和のもと行われたマイナス金利政策も、解除したのは2024年3月、後任の植田総裁になってからでした。
利上げという難しい舵取りを託された植田日銀。2025年12月には、政策金利を0.75%へと引き上げ。さらなる利上げに前向きな姿勢を示していますが、この点について黒田氏は...

前日銀総裁 黒田東彦氏
「非常に適切だと思います。経済成長は1%程度で順調、雇用も非常に強い。今年来年にかけて徐々に(金利を)上げていくということでやっているので、全く問題ない」
そして、日銀に求められる役割も、時代によって違うと黒田氏は言います。

前日銀総裁 黒田東彦氏
「(当時)低金利にしたのは、別に政府が国債を発行しやすくするためにやったわけではない。それに乗じてどんどん国債発行して歳出していた責任はやはり政府と国会にある。日本銀行に責任はない」
「日本銀行は政府や国会が財政規律を緩めて、どんどん使うようなことをしないようにする。しかし、金利を高くしていればいいというわけではない。そうすると物価の安定が保てない。そういう観点から政府から独立のものになってくる」
日銀は政治から独立して、その役割を果たすことはできるのでしょうか。














