“金利ある世界”と住宅価格の高騰 ペアローンへの取り組みも

ーーー住宅ローンについて伺います。金利のある世界が本格化するなか、住宅購入に際しては金利も上がる、さらに住宅そのものの価格も高騰しています。顧客の需要動向なども踏まえて今後どう取り組まれるか教えてください。

個人のお客様のライフタイムバリューを考えるとやはり今も住宅が人生の中で一番大きな買い物の一つであることは間違いありません。住宅ローンをご利用いただいているお客様の長い時間軸の中で、我々とお取引をいただくタイミングやトランザクション(取引)の数にはやはり強い相関があり、個人戦略としてもお客様との関係性を最大化することを考えていますので、その中で住宅ローンは一つ大きな武器だと思っています。

お客様の金融行動も変化していて、ダブルインカムのご夫婦でペアローンのような形で住宅ローンをお買いになる動きが広がっています
我々もこうしたお客様の金融行動の変化に対して、ペアローンの機能提供をしっかりと見直したり、ペアローン団信のような新しい商品など、いろいろな取り組みをしています。また、なるべくデジタルで完結させてお客様に事務的な負荷をおかけしないような業務プロセス改革も併せて実施していて、競争優位をいかに守っていくかがこれから我々銀行にとっては一つ大きなポイントになると思います。

ーーー具体的にどのように優位性を確保し高めていきますか?

元々住宅ローンはハウスメーカーさんや不動産業者さんから情報をいただいて我々が最終的に住宅ローンを提供することが多かったのですが、いろいろな意味でお客様とデジタルで繋がることができるようになってきているので、もっと早い段階でお客様の住宅ローンのニーズを捕まえることもできるようになってきています。
こういうものを中心に、川上に上っていくということ。さらに時間軸としてもっと早い段階でお客様のニーズを捉えて、我々サイドからも様々な提案をさせていただく。こういう全体感としての我々の提供価値をどう引き上げていくかという点がこれから勝負のポイントだと思っています。