中東情勢の緊迫化に伴い、プラスチックの原料が不足する「ナフサショック」。
愛媛県内の薬局も影響が出ていて、綱渡りの状況が続いています。

愛媛で24店舗を展開する調剤薬局の「ハッピー薬局」。

このうち松山市の「天山店」では、1日におよそ60人分を調剤していますが、4月末ごろから、薬を小分けにする袋などプラスチック製品の入荷が遅れているということです。

(薬剤師・佐川禎朗さん)
「以前は基本、発注した翌日には入荷があったという状況だが、ここ最近はちょっと在庫が不足しているところで「入荷のタイミングが先になります」と言われることもある」

また、軟こうの容器も不足しています。

医師の処方通り調剤できるよう工夫しています。

(薬剤師・佐川禎朗さん)
「場合によっては一番大きい130グラム入る容器がないときは、患者に説明したうえで、半分の容器2つで渡すようなかたちで、その時々の在庫状況に応じた対応を講じている」

さらに発注業務そのものにも支障が出ています。

(薬剤師・佐川禎朗さん)
「在庫をしておきたいとたくさん発注しようとすると、できない状況に陥っている」

そうした中、系列の24店舗間で在庫を融通し合いながら、ここまで患者に迷惑をかけることなく対応してきました。

(薬剤師・佐川禎朗さん)
「納入業者が24店舗の中でバランスよくいろんな店舗に配分してくれることで、なんとか全店舗ギリギリではあるが、患者に迷惑をかけることなく途絶えず入荷ができている。これがいつどうなるのか、今後も続くことを考えると、少し不安に思うところもある」

ただ、安定的な入荷の見通しは立っておらず、しばらくギリギリの調剤業務を強いられそうです。